
『寒い!』と感じた時に起きる大きな3つの変化
暑い日が続いている中で、急に気温が下がると余計に寒さを感じますよね?
せっかく衣替えをしても、またタンスから厚着のものを出してきたり、せっかくクリーニング屋さんに出したのに、また着る羽目になったりと大慌てです。
本日は、そんな寒さや気温が下がることによって、身体に起きる変化のことについて八潮市ひまわり中央整骨院のブログの中で解説をして行きたいと思います!
血圧の上昇
人間には寒くなると血管が収縮する作用があります。
これは、血液が熱(体温)を司っているのに非常に大きく関わります。
人間には恒常性(一定に保つ性質)というメカニズムがあり、寒いところでも暖かいところでも、冬でも夏でも体温が一定に保たれているこのメカニズムのことを言います。
その体温を一定に保つのに関わるのが血管です。
血管は、寒くなると縮こまり血液の熱を逃がさないように働きかけます。また、暑くなると血管が拡張して熱を逃がそうという方向へ働きかけます。
わかりやすく言いますと、猫が冬の時にこたつで丸くなる原理が血管が収縮している時です。
体を丸くしてなるべく体の面積を小さくして、熱を逃がさないようにしているのが収縮です。
逆に血管が拡張をしているときは、夏の暑い時に人間がクーラーの効いた部屋で大の字に寝転がりたくなる現象です。
真夏の暑い時にわざわざ丸くなる人なんていませんよね?
なるべく面積を広げて熱を放出する動作こそが血管の拡張なのです。
では、この血管収縮が血圧の上昇に作用するのでしょうか?
血管が縮こまってしまうことで、心臓は大きな力で血液を排出しなければならなくなり、血圧の上昇が起こってしまうのです。
逆に夏場など血管が拡張している時には血圧が低下する可能性があります。
寒さを感じる時には、血管が収縮していますので、急な運動・トイレなどで力む・お風呂の出た後などは、さらに血圧を上昇させる可能性が高まりますので、注意して下さい。
神経痛
寒いと感じた時に起こりやすい現象があります。
それは、神経痛です。
虫歯を経験されたことがある方はお分かりでしょうが、虫歯は冷たいものに敏感で暖かいものにはそこまで強く反応しません。
これは、虫歯だけに限らずに坐骨神経などの神経痛にも大きく関わります。
寒いと感じた時には神経は過敏に反応をしますので、体を温めたり、部屋を暖めておくことが予防につながると言えるでしょう。
また、神経痛は一度起こってしまいますと、すぐにその現象が回復するということは困難です。
これは、正座をして足がしびれた経験をした人にはおわかりになりますが、正座をくずしても痺れはまだ残り続けます。
神経痛とは、一度なってしまいますと回復しきるまで多少の時間が必要となります。
ましてや大きな筋肉で神経を圧迫している状態が長く続けば、当然良くなるまでの時間は数ヶ月かかってしまうケースもあるのです。
筋肉の収縮
ぎっくり腰・肩こりなどは気温の変化が大きい時に起こりやすいお悩みの1つです。
これは、血管の収縮作用にもつながるお話ですが、寒さを感じると熱を逃がさないように血管では収縮をして血管を縮こませて熱を逃がさないようにします。
それと同時に筋肉も熱を逃がさないように体積を小さくして表面積を小さくします。
その時に筋肉も急な収縮をして、ぎっくり腰や肩こりなどを感じやすくなるのです。
季節の変わり目になりやすいと言われるこのようなお悩みは気温の変化が原因とも言えるでしょう。
こんな時には、暖かい格好をすることはもちろんですが、軽めの運動(息が少し上がる程度)を取り入れることで、筋肉の弛緩と血管の拡張も同時に行えるので非常にオススメです。
まとめ
冬場の寒さや暖かくなったきた春先の急な寒さも体で感じている以上に体内では、大きな変化が起こっているのです。
お身体に良いからと言って、定期的に運動を行おうとしても寒さのせいで中々できない現状があるかと思います。
そんな時は、寒さを我慢せずに部屋を暖かくする事や湯船に長く浸かる事で寒さ対策をしましょう。
また、寒くなる事で血圧の上昇・神経痛・筋肉の収縮などのリスクが起こってしまいます。こういった身体に起きる負の変化を防ぐ為にも体を温める事が非常に大切になります。
また、痛めてしまったお身体は回復するまでに時間がかかってしまうのと同時に正しい治す方法が必要となります。
お身体の事でのお悩みやご相談は、八潮市ひまわり中央整骨院までお気軽にご相談ください!
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投稿日:2018/05/08