ダイエットをスタートすると多くの方が気になるのが便秘です。一般的に便秘とはどういったものかと解決方法を説明致します。
便秘の定義
便秘と言っても皆さんが思っている便秘は、便秘でない場合があります。便が出ない事が便秘?2日便がでないと便秘?などダイエットに取り組んでいる方から質問を頂きます。ここで改めて便秘の定義をお伝えすると
便秘とは
大腸内の便が順調に排出されず、腸内に長時間留まる状態のことをいい、日本内科学会では、3日以上排便がない状態、または毎日排便があっても残便感がある状態を便秘と定義しています。
要約をしますと残便感がなく2日間、便が出ていない状態では便秘とは言わないのが定義になります。
便秘解消のおすすめ食材
便秘解消にはご存じの方も多いと思いますが、食物繊維が豊富な食材が便秘解消には有効と言われております。食物繊維が多く入っている食材をダイエット期間中も選んで食事を摂られると良いかと思います。
しかし、便秘解消に色々と試したけれども、まだ便秘に悩まされている方やダイエットに限らずに普段から便秘に悩まされている方は、この食材もおすすめです。
それは「白木耳(しろきくらげ)」です。
あまり聞き慣れない食材かと思いますが、ダイエット期間中の方には、とても嬉しいヘルシーかつ栄養価の高い食材で、食物繊維の塊と言っても過言ではありません。ちなみに中国では古くから不老長寿の薬として珍重されている食材になります。
白木耳の料理と調理方法
1、シンプルにサラダ
白木耳を簡単に調理するのであればサラダにするのが一番おすすめです。沸騰したお湯に乾燥白木耳を10分ほど入れて、その後ザルなどでお湯を切り、氷水で冷やします。その後、お好みの野菜とドレッシングで食べる。これがシンプルで一番簡単な料理なのでおすすめです。
2、ご飯の中に混ぜる
白木耳をお湯で戻した後に熱がなくなるか、冷やした後に白木耳を細かく刻みます。白米を炊く状態の前の炊飯ジャーに入れて一緒にご飯を炊きます。もしくは炊き終わった後でも大丈夫です。ご飯を食べる量も抑えられて、プラスして食感も楽しめます。また食物繊維もお米より白木耳の方が豊富ですので便秘解消の期待もできます。糸蒟蒻などを細かく刻みご飯と混ぜるダイエット食の白木耳バージョンというイメージです。糸蒟蒻よりも食感もあり食べた感じがあるのでこちらの方がいいかと思います。
3、中華料理
木耳(キクラゲ)と聞くと多くの方は黒色のいわゆる黒木耳を想像される方がほとんどだと思います。白木耳も同様に中華丼や八宝菜などに入れて中華料理として食して頂くのもいいと思います。ただし中華料理は油を多く使う料理ですのでダイエット中の方は注意が必要かもしれません。
乾燥白木耳の注意事項
■ 量に注意
乾燥時と茹でて戻した時では白木耳は量が5-10倍ほど多くなります。乾燥時にこれくらい食べれると思って茹でてしまうと鍋から溢れたり、食べきれないなどの問題にもなりかねません。初めて乾燥木耳を食べる方は、戻すときは様子を見ながら元の状態に戻すようにしてください。
■ 必ず火を通す
乾燥木耳は水で元の状態に戻すこともできますが、サラダで食べる時などでも茹でるなど必ず火を通して食べるようにしてください。
■ 食べ過ぎは下すことも
白木耳は食物繊維を多く含んでいる食材になります。食感や食べやすさから多く食べすぎると、便通が良くなり下すことも、しばしば見られます。最初は少量から適度な量で便秘解消を期待して食されることをお勧めします。
できればお薬に頼らずに便秘を解消したいという多くの方の声にお応えして、ダイエット期間中の便秘解消法についてコラムを掲載させて頂きました。他にも良い調理法やこんな方法があるなどあれば、ぜひお知らせください。
最後までお読み頂きましてありがとうございました。